でっちあげの新聞記事だーよ

 

長年に渡り、隠匿されてきたある「疑惑」が浮かび上がった。
今月20日に、総理と警視庁公安部の上層部数名が、赤坂にある高級料亭にて密会をしていたことが発覚した。

総理は職務を通常通り終えた後、内閣総理大臣専用車ではなく、タクシーに乗り赤坂の料亭に移動。総理が入店後、公安部数名がそれぞれ時間を空けて入店する姿を捉えた。
入店してから3時間ほど後、総理は料亭脇に停められたタクシーへと乗車し、総理官邸へと帰宅した。
総理が料亭を出てから数分後、公安部数名が談話しながら店を出て、徒歩で赤坂の街へと消えていった。
料亭では金目鯛や京野菜など、高級食材をふんだんに使った懐石料理を酒の肴に、高級地酒を飲んでいたという。
警視庁公安部は、戦後GHQの人権指令により廃止された警視庁特別高等警察部の後継組織であり、現在の警視庁警備局をトップとする組織となっている。「公安部」という独立した専門組織を持つのは警視庁だけであり、指示命令をする立場の警察庁警備局には実働部隊はいないことからも、警視庁公安部は“公安の中の公安”という位置づけだ。警視庁公安部の実態については非公表となっており、警察外部はおろか、同じ警察官でありながら、他部署にいてはその詳細が知れないほど、秘密主義が貫かれている。
しかし、「(今回の密会が事実だとするならば)、公安部の実態についての追求が必要になってくるだろう」と、元国会議員民政党・出鎚明男氏は述べた。

さらに出鎚氏は、「そもそも(密会の疑惑は)今に始まった事ではない。何年も前から、それこそ総理大臣に就任する前からあったのではないか」と続けた。

大規模な公的機関やインフラ企業を狙ったサイバー攻撃新興宗教によるテロ事件など、大きな事件の度、また、解散選挙などの際にも密会はあったと言う。

本内閣が組閣されてから、少なくとも15回以上は密会があり、そのうち、全てが今回のような高級旅亭での密会ではなく、総理官邸での内々の晩餐会や、銀座の高級クラブでの飲食、時にはゴルフ場を貸し切ってのプレーもあったと与党関係者は呆れたような声でインタビューに答えた。

総理は、防衛大臣財務大臣を歴任した後、総理大臣へと就任したが、防衛大臣就任中に行った1兆円を超える大幅な防衛費の増額を強行し、予算委員会で増額について言及された際の、「国を守るには(防衛費を増額して)より広い視野、より強い防御力を持たなければいけない。わからない奴が口を出すな」と失言をしたことで問題になった過去を持つ。

さらに、財務大臣就任中においても、元財務省局員への日本銀行への天下り斡旋疑惑、見通しのない10%への増税を進めようとした経歴があり、総理就任時の内閣支持率は過去最低の32%であった。

特筆すべきは、総理が防衛大臣就任中に、防衛省情報本部電波部長が変わったことである。前任の電波部長の宇田川千久和氏が、警視庁公安部参事官兼刑事部付に異動になった。

そして、新任の電波部長である山岸理喜氏は、警視庁犯罪抑止対策本部副本部長兼刑事部参事官から異動になったのである。

この時点で、既に総理と公安部との癒着は始まっていたようにとれる人事であるが、この人事について当時は問題視されていなかった。

総理周辺への取材によると、「総理はもちろん、総理に近しい人は(癒着疑惑の)話題が上がると、皆急に口数が少なくなるか、その話題に触れないように別の話題を持ってくる。触れられない空気感があるような気がする」と、誰も癒着疑惑について話さない空気を語った。

また、「あの人(総理)は、自分が正しいと思ったことは断固として曲げない性格。押し進めたい計画のためなら裏で何をしているか分からないし、都合の悪いことは徹底に隠す人だ」と与党の反総理派からは辛辣な声が上がった。

一方野党はこの疑惑を受けて、国会で早急に内閣不信任案を提出、来月までに内閣解散、解散総選挙へ乗り出す動きを見せている。

野党幹部は、「官邸と公安部の癒着は糾弾すべき内容であり、(疑惑が事実ならば)接待等政治献金の可能性も有り得るので、国会での追及を行なっていく方針」と取材に答えた。

また、一連の報道を受けて、警視庁警備局 出村圭警備局庁は「そのような事実は見受けられないが、もし報道にある通りならば、誠に遺憾である。至急関係する者への事実確認を行なっていく」とコメントした。

公安部は取締対象として、政治団体や政党を含んでおり、総理との癒着が認められれば、捜査に公正さを欠くことになり、非常に危険であることは明確だ。

黒い噂が渦巻く総理であるが、昨日行われた総理の出身校である埴輪大学の創立100周年記念式典に、卒業生として出席し、メディアの前に姿を見せた。

しかし、総理は報道陣の前を無言で通り過ぎ、取材に応じる姿勢は見られなかった。

総理が就任演説で述べた、クリーンな政治とは、程遠いものになりかけているのかもしれない。